組織が円滑に機能するために重要な事

私が思うに、組織が変化する要因は2つである。1つは人的環境。2つ目は外的環境である。人的環境というのは、組織を構成する人間に関する事である。人数や、組織を構成する人間のそれぞれの性格がこれに当たる。外的環境というのは、その組織の置かれている立ち位置、組織の拠点の大きさや居心地、状況である。主にこの2つの環境によって成り立っているのが組織だと私は考える。どちらかのバランスが偏っていてもうまくは行かない。例えば、せっかくテニスの強豪選手を集めても、その選手達を毎回クレーの小さいボロボロのコートで練習させてはその選手達の実力を十分に発揮出来なくさせてしまう。逆に設備の整っている完璧なコートで実力のない者を練習させてもうまくは行かない。どちらも整っていて初めて真価を発揮するするのだ。人的環境においては、最も大切なことが2つある。1つは組織の形態だ。組織には少なからず上に立つものが出てくる。そしてその下には幹部という立ち位置の者が数人出てくるのが常である。その構成の仕方は組織の自由だが、形態によって組織の機動力が決定する。組織の強みは1人の欠点を幾人もでカバーし合う点にあるので、より連動している組織の方が強いと言える。そして、最も大切なことの2つ目は士気である。組織には少なからずなんらかの目的があるが、組織の構成員達がみな協力的な組織というのは少ないように感じる。惰性で作業している者や、所属のみしている者、様々いる。その組織の目的への到達度は士気にかかっていると言っても過言ではない。士気の高い組織と低い組織、どちらが目的への到達度が速いかは想像するまでもない。さてこの、2つの人的環境の大切なことは共通点がある。それは、組織のトップである。組織形態において最も重要なのはトップであり、構成員の士気を決定するのもトップである。そして、トップは外的環境を司ることが出来る。外的環境には、周囲からの評価も含まれる。そして、設備、財政も同じだ。それらは構成員への士気へ少なからず影響を与える。故に組織を円滑に機能するためにはトップの実力が大きく関わってくると私は考える。